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2026.02.20

  • コラム

アルミ製品の自動盤量産加工

アルミは「速く回せる」材料

 

アルミは自動盤との相性が良い材料です。

 

・切削抵抗が小さい
・高速回転が可能
・工具摩耗が少ない

 

SUS304と比較すると、
回転数も送りも大きく上げられます。

 

だからこそ、
量産向きの材料と言えます。

 

しかし──

 

アルミは“優しい材料”ではありません。

 

アルミ量産の本当の敵

 

量産で問題になるのは

・切粉の巻き付き

・バリの安定性

・面粗さのバラつき

・仕上げ面のムラ

 

特に小径部品では
「切粉が絡んでワークに当たる」
これが歩留まりを落とします。

 

止まらない工場を目指すなら、
ここを潰さなければいけません。

 

LFVがもたらす変化

 

LFV(Low Frequency Vibration Cutting)は
切削を微振動で断続化する技術。

 

連続切削を
強制的に“疑似断続切削”にする仕組みです。

 

アルミ量産ではこれが効きます。

 

LFVの効果(アルミの場合)

✔ 切粉が短くなる
✔ 巻き付き激減
✔ 刃先への溶着低減
✔ 面粗さ安定
✔ 長時間無人運転の安心感向上

 

「削れる」から
「止まらない」に変わる。

 

ここが一番大きい。

 

LFVは万能か?

 

正直に言うと、
常にONが正解ではありません。

・荒取りは通常切削

・仕上げのみLFV

・深穴加工のみLFV

など、使い分けが重要。

 

回転数とのバランスを間違えると
かえって面が荒れることもあります。

 

ですが、
量産安定という視点では武器になる。

 

L12クラス × アルミ × LFV

 

小径アルミ部品で

 

・溝加工
・ネジ加工
・突っ切り
・薄肉部品

 

このあたりはLFVの恩恵が大きい。

 

長時間回すなら
「切粉トラブルゼロ」は最優先です。

 

利益構造が変わる

 

アルミ量産は

 

止まる → 利益が消える
止まらない → 粗利が積み上がる

 

LFVは単なる機能ではなく、
安定稼働への保険です。

 

自動盤の真価は
“無人でどれだけ回せるか”。

 

LFVはその一助になります。

 

まとめ

 

アルミは速い。
でも、安定させるのが難しい。

 

LFVは
その“安定”を支える技術。

 

自動盤でアルミ量産を攻めるなら、
LFVは選択肢の一つとして十分価値があります。

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