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2026.05.19

  • コラム

H7公差のリアル|加工現場での精度と注意点

図面でよく見かける「H7公差」。
一見すると当たり前のように指定されていますが、実際の加工現場では注意すべきポイントが多い精度指定です。

 

今回は、H7公差について現場目線で解説します。

 

■ H7公差とは

 

H7とは、穴に対する公差の一種で、
基準寸法に対してプラス側のみの許容差を持つ精度指定です。

 

例えばφ10の場合、
👉 約「0〜+0.015mm」程度の範囲に収める必要があります。

 

つまり、
👉 わずか数ミクロン単位の精度管理が必要になります。

 

■ 実際どれくらい厳しいのか

 

H7公差は「普通の精度」と思われがちですが、
現場の感覚では決して簡単ではありません。

 

特に以下のようなケースでは難易度が上がります。

 

ステンレス(SUS304など)
細径穴
深穴加工

 

これらは加工時に

 

刃物の逃げ
熱による膨張
切削抵抗の影響

 

を受けやすく、狙い通りの寸法に安定させるのが難しいためです。

 

■ 加工方法による違い

 

H7公差を出すためには、加工方法も重要です。

 

代表的には、

 

ドリル加工のみ → 精度が安定しにくい
リーマ仕上げ → 安定した精度が出しやすい
内径バイト → 条件次第で高精度対応可能

 

製品形状や数量に応じて、最適な加工方法を選定する必要があります。

 

■ よくあるトラブル

 

H7指定で起きやすいトラブルとして、

 

寸法がプラス側に出過ぎる
材質によってバラつく
量産時に安定しない

 

といったものがあります。

 

また、「とりあえずH7指定」となっているケースでは、
👉 必要以上に加工難易度が上がっている場合もあります。

 

用途や必要精度に応じて公差を見直すことで
👉 加工方法の選択肢が広がり、コストダウンにつながる可能性があります。

 

■ 当社の考え方

 

株式会社明光製作所 では、H7公差に対して

 

👉 図面の要求精度を正しく理解し、加工方法と条件を最適化することを重視しています。

 

また、

 

材質や形状に応じた加工条件の設定
段取り段階での寸法確認
量産時の安定性を考慮した工程設計

 

により、安定した精度を実現しています。

 

■ まとめ

 

H7公差は一般的な指定ではありますが、
実際の加工では材質・形状・加工方法によって難易度が大きく変わる精度です。

 

そのため、図面通りに加工するだけでなく、
👉 どのように精度を出すかを考えることが重要になります。

 

■ お問い合わせ

 

図面内容に不安がある場合や、加工方法・精度についてのご相談などございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

 

「この図面で問題ないか見てほしい」といった段階からでも対応可能です。

 

👉 株式会社明光製作所 お問い合わせフォームはこちら
https://meikou-s.com/contact/

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