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2026.03.17

  • コラム

自動盤加工の寸法精度について ~量産加工で安定した精度を出すために~

NC自動盤は、小径部品の量産加工に非常に適した工作機械です。
自動車部品や産業機械部品など、多くの精密部品の加工に使用されています。

 

その中でお客様からよくいただくご質問が、

 

「自動盤ではどの程度の寸法精度が出ますか?」

という点です。

 

今回は、自動盤加工における寸法精度についてご紹介いたします。

 

自動盤の一般的な寸法精度

NC自動盤での一般的な加工精度の目安は、以下の通りです。

寸法 精度目安
外径 ±0.002〜±0.005mm程度
内径 ±0.005〜±0.01mm程度
長さ ±0.005〜±0.01mm程度
溝幅 ±0.005〜±0.01mm程度

 

※材質・形状・工具状態・加工条件などによって変動します。

 

外径寸法については比較的精度を出しやすく、加工条件が良い場合には**±0.002mm程度の精度**で安定して加工できるケースもあります。

 

一方で、内径や深穴加工などは切削抵抗や工具のたわみの影響を受けやすく、外径よりも管理が難しくなる傾向があります。

 

単品精度と量産精度の違い

 

自動盤加工では、単品で高精度を出すことは比較的容易ですが、量産加工では事情が少し異なります。

 

量産では

 

・工具摩耗

・材料のばらつき

・温度変化

 

などの影響が積み重なるため、

 

「何百個、何千個と安定して公差内に収めること」

 

が非常に重要になります。

 

そのため実際の量産加工では、
単品で出せる最高精度ではなく、

 

外径 ±0.003〜±0.005mm程度を安定して維持する加工条件

 

で生産することが多くなります。

 

寸法精度に影響する要因

 

自動盤加工の精度には、さまざまな要因が影響します。

 

材料の種類

 

例えば

・SUS303

・S45C

・快削鋼(SUM系・ASK系)

 

など、材質によって切削抵抗や切粉の出方が変わるため、寸法の安定性にも影響します。

 

切削工具の摩耗

 

量産加工では工具摩耗が避けられません。

 

工具が摩耗すると

 

・外径が細くなる

・内径が広がる

 

といった寸法変化が起こるため、

 

・定期的な工具交換

・寸法補正

 

などの管理が重要になります。

 

温度変化

 

機械や材料は加工中に温度が上昇します。

 

そのため

 

・朝一の加工

・長時間加工後

 

では寸法が変化することがあります。

 

多くの現場では、機械が安定してから本加工を行うことで、寸法のばらつきを抑えています。

 

まとめ

 

NC自動盤では、

 

外径で±0.002〜±0.005mm程度の精度を安定して出すことが可能です。

 

ただし、材質・形状・工具状態などによって難易度は変わるため、
図面や加工条件を確認しながら最適な加工方法を検討することが重要です。

 

自動盤加工は、小径精密部品の量産において非常に優れた加工方法です。
部品加工でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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小径部品の量産加工や、加工方法のご相談なども承っております。

 

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