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2026.10.06

  • コラム

CNC自動旋盤とは?明光製作所の精密・量産加工を解説

「CNC自動旋盤とはどんな機械?」
「どのくらいの大きさまで加工できる?」
「数百個・数千個の量産にも対応できる?」

 

初めて切削加工品を担当する購買担当者の方にとって、加工設備の違いは分かりにくいものです。

 

株式会社明光製作所では、シチズンマシナリー製のCNC自動旋盤を複数台保有し、製品の形状・サイズ・数量に応じて設備を使い分けています。

 

今回は、弊社が実際に使用している設備を交えながら、CNC自動旋盤による精密切削・量産加工についてご紹介します。

 

 

明光製作所のCNC自動旋盤設備

 

弊社では、シチズンマシナリー製の

 

Cincom L20シリーズ
Cincom L12シリーズ
Miyano BNA-42シリーズ

 

を使用しています。

 

同じCNC自動旋盤でも、それぞれ得意とする製品が異なります。

 

そのため、単純に「空いている機械で加工する」のではなく、外径・長さ・形状・材質・公差・数量などを確認して使用設備を選定しています。

 

 

Cincom L20・L12 ― 小径精密部品と量産加工

 

Cincomシリーズは、主軸台移動形CNC自動旋盤です。

 

長尺の丸棒材料をバーフィーダーへセットし、材料を自動供給しながら連続加工します。

 

弊社では主に、

 

・ピン
・シャフト
・カラー
・ボルト形状
・小径精密部品

 

などの加工に使用しています。

 

特に数百個から数千個単位で繰り返し製作する量産品では、自動供給・連続加工のメリットを生かすことができます。

 

また、材料を加工点の近くで支えながら加工できるため、細長いシャフトやピンなどにも適しています。

 

 

Miyano BNA-42 ― φ42クラスまで対応

 

明光製作所では、Cincomシリーズだけでなく、Miyano BNA-42も導入しています。

 

BNA-42はCincomとは構造が異なる主軸固定形のCNC自動旋盤です。

 

弊社では、Cincomではサイズ的に対応しにくい比較的大径の製品や、短い丸物部品などにも使用しています。

 

これにより、小径部品だけではなく、最大φ42クラスまでの丸物切削加工を検討することができます。

 

「自動盤=細いシャフトだけ」というわけではありません。

 

製品形状によってはBNA-42を使用することで、より効率的に加工できる場合があります。

 

 

同じ図面でも設備選定は変わります

 

例えばφ20程度の製品だからといって、必ずL20を使用するとは限りません。

製品の、

 

全長・加工形状・穴加工・公差・数量・材料形状

 

などによっては、BNA-42を使用した方が加工しやすい場合もあります。

 

反対に、細長いシャフトなどではCincomの特徴を生かした方が加工しやすいことがあります。

 

弊社では、図面を確認して**「どの機械なら安定して、効率よく加工できるか」**を考えながら設備を選定しています。

 

 

旋削+横穴+フライス加工を1台で

 

弊社のCNC自動旋盤では、単純な外径加工だけではなく、

 

外径旋削・内径加工・ドリル加工・ねじ加工・溝加工・横穴加工・フライス加工

 

などを組み合わせた複合加工にも対応しています。

 

また、弊社が保有するCNC自動旋盤はすべてサブ主軸(サブチャック)を備えています。

 

メイン主軸側で加工した製品をサブ主軸で受け取り、突切り後に反対側の端面・外径・穴・ねじなどを加工することができます。

 

例えば、

 

材料供給 → 外径加工 → 穴加工 → ねじ加工 → 横穴・フライス加工 → サブ主軸へ受け渡し → 裏側加工 → 完成品排出

 

というように、丸棒材料から完成品までを1台の機械で連続加工できる製品もあります。

 

このように表側と裏側の加工を1台に集約することで、別工程での再チャッキングを減らし、量産時の生産性向上だけでなく、加工精度の安定にもつなげています。

 

特に数百個・数千個と繰り返し製作する量産品では、こうした工程集約がCNC自動旋盤の大きなメリットとなります。

 

 

LFV(低周波振動切削)による切粉対策

 

弊社では、LFV(低周波振動切削)機能を搭載したCincomも導入しています。

 

切削加工では、材質や形状によって長い切粉が発生することがあります。

 

切粉が工具や製品へ巻き付けば、製品への傷や工具破損、機械停止など、量産加工を不安定にする原因になります。

 

LFVでは切削中に意図的な「空振り」を作ることで、切粉を細かく分断しやすくします。

 

ただし、すべての加工でLFVを使用するわけではありません。

 

弊社では材質・形状・切粉の状態・加工時間などを確認し、通常切削とLFVを使い分けています。

 

 

「加工できる」と「量産できる」は違います

 

CNC自動旋盤で重要なのは、1個の製品を加工できることだけではありません。

 

例えば加工時間が1個50秒の製品を4,000個製作する場合、単純計算でも約56時間の加工になります。

 

その間、

 

・工具はどのくらい持つのか
・切粉は安定して排出されるのか
・寸法は変化しないか
・材料を安定して供給できるか
・どのタイミングで測定するのか

 

などを考える必要があります。

 

量産加工では、1個を速く加工すること以上に、数百個・数千個を安定して繰り返し加工できる工程を作ることが重要です。

 

明光製作所では、こうした量産時の安定性まで考えて加工方法を検討しています。

 

 

試作から量産まで

 

新規製品では、

 

「まず30個試作して、その後毎月2,000個」

 

といった案件もあります。

 

この場合、試作30個だけを加工する場合と、将来的な2,000個の量産を前提として加工する場合では、工具選定や工程の考え方が変わることがあります。

 

そのため、お見積り時点で量産予定が分かっている場合には、

 

試作数量・量産予定数量・発注頻度

 

などもお知らせください。

 

将来の量産まで考慮して加工方法を検討します。

 

 

小径からφ42クラスまで、量産切削加工をご相談ください

 

株式会社明光製作所では、

 

Cincom L12・L20シリーズとMiyano BNA-42を使い分け、丸物精密部品の切削加工を行っています。

 

小径のピン・シャフトからφ42クラスの丸物部品まで、形状・材質・公差・数量を確認して適した設備を選定します。

 

特に、

 

数百個~数千個単位の量産品

 

毎月・数か月ごとに繰り返し発注される継続品

 

旋削+横穴・フライス加工などの複合加工品

 

試作後に量産を予定している製品

 

などについて、ぜひご相談ください。

 

購買担当者の方が「L20で加工する製品なのか」「BNA-42向けなのか」まで判断する必要はありません。

 

図面・材質・数量・希望納期・今後の量産予定などをお送りいただければ、弊社で加工方法・使用設備を検討いたします。

 

▶ お見積もり・お問い合わせ
https://meikou-s.com/contact/

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