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2026.09.22

  • コラム

旋盤加工で得意な形状・苦手な形状とは?加工会社が分かりやすく解説

「この部品は旋盤加工で作れるの?」
「旋盤とマシニング、どちらに見積りを依頼すればいい?」

 

製造業の購買担当になったばかりの方にとって、図面を見ただけで加工方法を判断するのは難しいものです。

 

旋盤加工には、得意な形状と苦手な形状があります。

 

今回は、旋盤加工を依頼する際に知っておきたい基本的なポイントを解説します。

 

 

旋盤加工とは?

 

旋盤加工は、材料そのものを回転させ、固定した刃物(工具)を当てて削る加工方法です。

 

丸棒を回転させながら加工するため、基本的に「丸い部品」の加工を得意としています。

 

NC旋盤やCNC自動旋盤では、プログラムによって工具の動きを制御するため、同じ部品を繰り返し加工する量産にも適しています。

 

 

旋盤加工が得意な形状

 

代表的なのが、次のような回転対称形状です。

 

シャフト・ピン形状

 

細長い丸物部品は、旋盤加工が得意とする代表的な形状です。

 

外径を削るだけでなく、段差、溝、ねじなどを組み合わせて加工できます

 

段付き形状

 

φ20からφ15、さらにφ10というように、外径が段階的に変化する形状も旋盤加工に適しています。

 

外径・内径ねじ

 

おねじ・めねじともに加工できます。

 

ねじの種類、サイズ、材質などによって加工方法は異なります。

 

穴・内径形状

 

ドリルによる穴加工だけでなく、内径の仕上げ加工やリーマ加工なども行います。

 

要求される公差や面粗度によって工具や加工方法を選定します。

 

溝・面取り

 

止め輪用の溝や逃げ溝、端面の面取りなども旋盤加工でよく行われる形状です。

 

このように、中心軸を基準とした丸物形状は、旋盤加工との相性が非常に良いといえます。

 

 

旋盤加工が苦手な形状

 

一方、材料を回転させて加工するという構造上、不得意な形状もあります。

 

大きな平面や角物

 

四角いプレートやブロックなど、大きな平面を削る加工は旋盤よりもマシニングセンタやフライス盤が適しています。

 

複雑な角形状

 

ポケット加工や複雑な輪郭形状など、回転中心とは関係のない形状が多い部品も旋盤だけでは加工が難しくなります。

 

深く細い穴

 

穴が深くなるほど、切粉の排出や工具の剛性、加工中の振れなどが問題になります。

 

単純な穴に見えても、穴径に対して非常に深い穴は加工難易度が高くなる場合があります。

 

薄肉形状

 

肉厚の薄い部品は、加工時の切削抵抗や材料内部の応力によって変形することがあります。

 

寸法公差が厳しい薄肉部品では、加工方法や加工順序の検討が必要になります。

 

極端に長い細物

 

細くて長いシャフトは、加工中に材料がたわんだり振れたりする可能性があります。

 

形状によっては振れ止めなどを使用しますが、長さと外径のバランスによって加工の難易度が大きく変わります。

 

 

「旋盤では加工できない」とは限りません

 

ここで注意したいのが、「苦手な形状=加工できない」ではないということです。

 

現在のNC旋盤やCNC自動旋盤には、回転工具や複数の加工軸を備えた機械があります。

 

そのため、丸物部品を旋削したあと、そのまま横穴加工やフライス加工などを行える場合があります。

 

従来であれば、

 

「旋盤加工 → フライス加工 → 穴加工」

 

と複数工程に分けていた製品を、1台の機械で加工できるケースもあります。

 

工程を集約できれば、製品の持ち替えや段取りを減らせるため、数量や形状によってはコストや納期の面でもメリットがあります。

 

 

図面だけで判断できなくても問題ありません

 

購買担当者の方が、

 

「これは旋盤加工なのか?」
「マシニング加工なのか?」
「どの加工会社に依頼すればいいのか?」

 

と迷うこともあると思います。

 

必ずしも購買担当者が加工方法まで決める必要はありません。

 

加工会社では図面を確認し、材質、形状、公差、数量などから適した加工方法を検討します。

 

特に同じ図面でも、1個製作する場合と1,000個製作する場合では、適した加工方法が変わることもあります。

 

 

丸物部品・量産切削加工はご相談ください

 

株式会社明光製作所では、NC旋盤・CNC自動旋盤を使用した精密切削加工を行っています。

 

シャフト、ピン、カラー、ボルト形状などの丸物部品をはじめ、複合加工を含む部品加工にも対応しています。

 

また、試作だけでなく、継続的な量産部品の加工についてもご相談いただけます。

 

「この形状は加工できる?」
「どの機械で加工する部品なのか分からない」
「現在の加工先から切り替えを検討している」

 

といった場合も、まずは図面をお送りください。

 

形状・材質・公差・数量などを確認したうえで、加工可否を検討いたします。

 

▶ お見積もり・お問い合わせ
https://meikou-s.com/contact/

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